さくらインターネットでWordPressをドメイン直下にインストールする方法

さくらインターネットは、どうも管理画面が古くていけません。あまり真剣に更新している様子もなく、どう考えても、もはや時代後れです。何と、ドメイン直下にWordPressをインストールできないのです。正確には、ドメイン直下にWordPressをインストールすることはできますが、設定が大変ややこしく、直観的に理解できる様なインストールの仕方になっていないと言った方が正確ですね。

今時、ドメインのサブディレクトリーにWordPressをインストールする人なんかほとんどいないのに、ドメイン直下へWordPressをインストールしようとすると、あまりにもややこしくて困ったものです。初心者には到底できる技ではありません。

そこで、さくらインターネットのレンタルサーバーでドメイン直下にWordPressをインストールする方法をここに書きとめておくことにしました。理屈が理解できれば、実際にはそれほど難しいものではありません。

基本は何かというと、さくらインターネットのサーバーでは、「マルチドメイン」の設定で、WordPressをインストールしたディレクトリーを指定すると、ドメインの直下にWordPressが表示される様になるという仕様になっているということです。

つまり・・・

サーバー上は、例えば・・・

ex.sakura.ne.jp/wp/[WordPressのファイル]

・・・と言うようにWordPressがインストールされますが、マルチドメインの設定を行うことで・・・

example.com/wp/

・・・ではなく・・・

example.com

・・・にアクセスすると、WordPressのトップページが表示されるようになると言うことです。

これだけなら、まだいいのですが、インストール作業の順番を間違えたり、いらないリンクをクリックして設定すると、うまく行かなくなってしまうので、要注意です。

おおざっぱに言うと、下記の手順を踏むことになります。

1.さくらのサーバーにドメインを登録する。

2.使用するドメインのネームサーバーを変更する。

3.データベースを登録する。

4.WordPressをインストールする。

5.マルチドメインの設定を行う。

6.正しくインストールされたかどうか確認する。

それでは、各ステップの詳細に進みましょう。

1.さくらのサーバーにドメインを登録する。

サーバー設定画面の左下に下の様なところがあるので、「ドメイン/SSL設定」をクリックします。

次に、下記の様な画面が現れるので、「新しいドメインの追加」をクリックします。

すると、下記の様な画面が下の方に出ますので、5番の「他社で取得したドメインを移管せずに使う」の「>> ドメインの追加へ進む」をクリックします。

下の<注意事項>の「さくらのブログでの動作は保障しておりません。」は笑い飛ばしてやって下さい(笑)。よくもこんな戯れ言を臆面もなく書けるものです。まあ、インストールするのはWordPressであって、「さくらのブログ」ではないので、そもそも関係がありません。

次に、下の様な画面に移行しますので、「他社で取得した独自ドメインの追加」の「ドメイン名」のところにドメイン名、例えば、「example-abc.com」の様なものを書き入れ、「送信する」をクリックします。

サブドメインで運用したい場合は、その下の「他社で取得された独自ドメインのサブドメインを追加」の「ドメイン名」のところにサブドメインを付けたドメイン名を入れます。例えば、「blog.example-abc.com」の様な感じです。但し、「.」はすでに表示されているので、入れる必要はありません。

ここで下の方に表示されているネームサーバーはメモしておいてください。次のステップ(ネームサーバーの変更)で使います。さくらの場合、現在のところ、以下の二つです。

ネームサーバ1 ns1.dns.ne.jp
ネームサーバ2 ns2.dns.ne.jp

ネームサーバーが二つあるのは、1がだめなときは、2を使うからです。サーバー会社によっては四つとか五つ用意していることがあります。

最後に「ドメイン追加 最終確認」という確認画面が表示されるので、「送信する」をクリックします。

2.使用するドメインのネームサーバーを変更する。

どこかのレジストラーでドメインを管理している場合ですが、ネームサーバーをさくらのネームサーバーに変更します。未使用のドメインの場合だと空欄になっているので、それを埋めることになります。最後に保存するのを忘れないようにしましょう。

ネームサーバーの情報は、この前のステップで入手できます。と言うか、「ns1.dns.ne.jp」と「ns2.dns.ne.jp」です。


internt.bsのネームサーバー設定画面

ネームサーバーを変更してから、それが反映されるには72時間程度かかることが多いので、早めにやっておくといいです。変更して、三日ぐらいしたら、次のステップに移ると確実です。

変更した直後にもうさくらのサーバーが使えるようになっていることがありますが、不安定なので、使えたり、使えなかったりを繰り返すことがあります。それでも構わなければ、すぐに作業にとりかかってもいいでしょう。

3.データベースを登録する。

サーバーコントロールパネルの左の真ん中ぐらいに下の画像の様なところがあり、そこに「データベースの設定」というリンクがあるので、クリックします。

初心者的には、一番ハードルの高い部分です。上記のリンクをクリックして現れた画面の「データベースの新規作成」をクリックします。下の画像です。

この「データベースの新規作成」をクリックすると下記画面が出ますので、データベース名を適当に変更して、「同意」にチェックを入れ、「データベースを作成する」のボタンを押してください。

データベース名の他に変更箇所はありません。デフォルトのままでいいです。

WordPressインストールの際に必要になるのは下記情報です。メモしておいてください。なお、データベースはハッキングされる可能性があるので、接続パスワードはパスワード・ジェネレーターなどを使って、ランダムで長いパスワードをまじめに作ってください。先ほどの画面で変更可能です。

データベース名

データベースの接続パスワード

テーブルの接頭語 ※これは下のステップで考えます。

データベース名は、ドメイン名などを使った方が後でわかりやすいです。テーブルの接頭語も同じです。

4.WordPressをインストールする。

サーバーコントロールパネルの左の下の方に下の画像の様な場所があります。そこの「クイックインストール」をクリックします。

「ブログ」、「WordPress」とクリックして進みます。WordPressは別にブログというわけでもないのですが、ブログの中に入っています。

重要なのは、独自ドメインを選択せず、初期ドメインを選択するという点です。そして適当な名前のディレクトリーを設定します。このディレクトリーの名前は表には出ないので、どんな名前でも構いません。

データベース名はプルダウンで出てきますので、使う予定のデータベースを選びます。この場合、さっき設定したデータベース名を選べばいいわけです。

テーブルの接頭語は、ここで適当に決めます。

一つのデータベースを使って複数のWordPressをインストールすることも可能ですが、初心者は考えなくていいです。データベースの個数に制限があって、WordPressをたくさんインストールする場合にそう言うことになりやすいですが、そう言う場合というのはあまりありません。WordPress一つに、データベース一つの方がわかりやすいし、後でサーバーを移転する際に移転しやすいです。

しかし、どうしても複数のWordPressで一つのデータベースを使う場合は、このテーブルの接頭語で区別するため、同じデータベースを使っている他のWordPressで使っていない接頭語を指定する必要があります。

「ライセンス、インストール規約、注意事項の内容に同意する」にチェックを入れ、「インストール」をクリックすれば、あっという間にインストールが完了します。

この後、「アプリケーションの設定」へは進みませんので、ご注意下さい。

5.マルチドメインの設定を行う。

左下の方にある「ドメイン設定」の「ドメイン/SSL設定」をクリックします。

これをクリックすると出てくる例の画面で、WordPressをインストールするドメインの「変更」をクリックします。

「変更」をクリックすると下記画面が出てきますので、普通は推奨の設定でいいです。

ディレクトリーのところだけ、WordPressをインストールしたディレクトリーを書き入れます。

上の例はLet’s Encrypt!で無料のSSLを設定したものになっています。これからは特に理由がない限り、SSLの設定をした方がいいと思います。

以上の設定が終わったら、「送信」を押して完了です。

6.正しくインストールされたかどうか確認する。

実際に、WordPressを設置した独自ドメインにブラウザーでアクセスしてみて、きちんと表示されるかどうか確かめます。

次いで、WordPressにログインし、WordPressのダッシュボードの「設定>一般設定」で下記項目をチェックし、必要があれば修正します。

WordPress アドレス (URL)

サイトアドレス (URL)

上記どちらも「https://www.example-abc.com」か「https://example-abc.com」のどちらかにしておかないとだめです。

ドメイン名の前にwwwを付けるか付けないかは、.htaccessファイルを編集して統一する必要があります。これはまた別の記事に書いておこうと思います。